![]()
|
せっかく仙台に来たのだから思い出の1つくらいは作りたい
僕には3歳年下の従妹がいます。父の弟さんの娘にあたり、住んでいるところもお互いに近所だったこともあって、小さいころからよく一緒に遊ぶような間柄でした。まだ二人とも小さいころ、よく近所の公園に遊びに行っては手をつないで家まで送って行ったのは、今となってはいい思い出です。
しかし、僕が中学3年生になったころ、急に父が転勤で仙台に引っ越すことになり、その従妹ともお別れすることになりました。これまでずっと一緒に育ってきた相手と離ればなれになることになったわけですが、彼女は「仙台まで会いに行くから」と行って僕たち一家を見送ってくれました。
それから4年、僕は地元の大学生に、彼女は東京で高校生になりました。これまでは「子供一人で遠出はさせられない」と、単独で仙台に来ることが出来なかった従妹も、ようやく親からの許可が下り、つい先日こちらにやってきました。
東京と仙台に離れていても、最近ではスマートフォンなどで連絡を取れますが、それでも二人だけで直接会うのはとても久しぶりなだけに、再会して少しの間は二人とも緊張気味でした。 それが解けたのは、彼女からの「せっかく仙台に来たのだから思い出の1つくらいは作りたい」の一言。僕の幼馴染の従妹は、すっかり綺麗になって、僕との思い出を作りたいと言いだしたのです。 |
powered by klack.org, dem gratis Homepage Provider
Verantwortlich für den Inhalt dieser Seite ist ausschließlich
der Autor dieser Homepage. Mail an den Autor